昭雲工房のブログ記事
2017 01/14 11:58
昨年の秋に参加した地域おこしのイベントの報告書が届きました。 近隣の町で地域おこしのNPO法人が主催し、市がバックアップする しっかりしたイベントで、今回が4回目でした。 これは岡山県北では体験型アートイベントの先駆けとして果たした役割は 大きく、その後の模倣したイベントの出現が示すように革新的なものでした。 そして、地域おこし協力隊員...
2016 12/27 19:13
自営業のブログには野球と政治の話はタブーだと思います。 今日は少しそっち方面の話になるので不快に思われる方があるかもしれません。 私が東浩紀に注目したのはtwitterを始めた2010年頃に今のアートを取り巻く 環境について多く発言しているのを読んでからです。 世間では朝まで生テレビでブチ切れて退場した事が話題になっていました。 震災...
2016 12/22 21:05
木版画教室も丸3年が過ぎて、生徒の皆さんも上達してきました。 当初の目標は棟方志功の模写や、それ風の楽しい版画を 体験してもらう事でした。 棟方志功の画集をご覧いただければわかりますが、 楽しい版画ばかりではありません。 アートとしては強いメッセージを持っているのでしょうが、 それを模写するのをためらうような表現も多くあります。 また複...
2016 11/22 20:58
1、自分用のクルマはMTに限る。 2、Eメールより手紙だ。 3、今もフィルムのカメラを持っている。 4、IHはどうも苦手、フライパンが振れない。やっぱりガスだ。 5、今もガラ携。 6、薪ストーブが好き。 7、カーナビは信用できない。 8、今もLPレコードを聴いている。 9、長い文章は紙にプリントして欲しい。 10、定期購読している雑誌が...
2016 11/13 15:55
著者の山本博文氏は東京大学史料編纂所教授でマスコミへの露出や著書も多く、 どこの書店、図書館でも彼の著作をみかける当代きっての歴史学者として著名です。 津山出身なので故郷での講演も多く、中身の濃いお話が当地の歴史ファン の間でも人気を集めています。 専門は近代史で江戸時代の武家社会を中心としたものです。 今回の津山での講演に先立って、高...
2016 10/09 20:10
今、岡山県井原市で『棟方志功ー平櫛田中を「先醒」と呼んだ、版画家』と題した 棟方志功の展覧会が開かれています。 わたしの祖父・山田昭雲(本名・哲)に贈られた棟方志功の本にこのような文字があります。 「先醒」は「せんせい」と読むようです。 敬称としては調べても分からないので棟方志功の造語だと思われます。 祖父は棟方志功より2つ年長だったの...
2016 09/14 17:33
六十の手習いというか今時の中高年の趣味ですが、どんな事を友人達がやっているのでしょうか。 多いのは音楽です。フォーク、ロック、ジャズのバンドや歌、合唱団などを楽しんでいます。 コンサート鑑賞はクラシックが多いような気がします。 自転車(ロードバイク)やマラソンも流行りです。 カメラやオーディオは意外に少ないと思います。 古めの輸入車を愛...
2016 09/13 20:07
「退職したら木で仏さまを彫ってみたい」という夢を持っている方が意外に多くあります。 木版画教室だけでなく仏さまの木彫教室はしないのですか?と尋ねられる事もあります。 木版画教室は手ぶらで参加できるようにすべての道具と材料、それにお手本も用意してあります。 叩き彫の木彫教室を開くなら、彫刻用木材とノミに金づち、彫刻刀などが必要です。 木版...
2016 09/05 20:16
「一年に一度は来よと 云ひし子の やさしきことば 忘れかねつも」 木丹木母集 保田與重郎 私にとって、この歌を見て浮かぶ所は上斎原か直島です。 どうしても僻地か離島のイメージです。 この歌は、その背景と具体的な前後関係で昭和20年代の 上斎原ではないかと思われます。 昔の上斎原の人たちは客人に「よお帰って来なさった。」と言いました。 ...
2016 09/04 21:01
京都嵯峨野の落柿舎は芭蕉の門人・向井去来の遺跡です。 去来については一般にあまり知られてませんが、 落柿舎で手に入る「落柿舎のしるべ」(保田與重郎)¥700 という冊子を読むとよくわかります。 そのP.16に興味深い一文があります。 初版発行は昭和45年(1970)です。 「近年発見された円空を、近世第一の彫刻家として尊敬する人は多い。...